すべての包茎は手術が必要?
手術が必要となるのは、自力では治せない包茎です。
亀頭と包皮が癒着しているような状態では、手術は必須となります。
自分でむいて亀頭を露出できるならば手術は不要だと言われますが、苦痛を伴うようでは手術をしたほうがいいでしょう。
包皮が裂けると激痛を伴いますし、化膿してしまう恐れもあります。
包茎治療が必要かどうかは、クリニックのカウンセリングで医師と相談しながら決めるのがいいでしょう。
日常生活に支障がないのなら、無理に治療する必要はありません。
治療が必要なのは、亀頭を露出して洗浄できない場合です。
非常に不衛生な状態であり、感染症にかかりやすくなります。
性交をした女性も感染症のリスクが高まりますから、男性側のマナーとして治療は必須でしょう。
亀頭の内側にブツブツができたら、感染症の一種であるコンジロームかもしれません。
伝染するので早めに治療しましょう。
再発を防ぐためには、包茎治療も併せて行うことをおすすめします。
外国にみる包茎手術の実態
日本において、新生児ではほぼ100%真性包茎で、小学生の頃になると約30%に減少するそうです。
一方、諸外国では、日本ほど多くないといわれています。
幼少期の頃に包皮を一部切除するからです。
そこから皮が剥け始めるので、真性包茎には至らないのでしょう。
この切除は、割礼といって宗教儀礼(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の一つです。
従って、幼少期に切除する習慣は、世界的にあるのです。
では、いつの頃に割礼をするでしょう。
年齢や時期は様々で10歳までに行われるようです。
しかし、中には生後8日後に行われるところもあるのです。
韓国では、割礼のある宗教に属している人は少ないですが、包茎は少ないといわれています。
それは、包茎手術を受けている男性が多いからだそうです。
その理由は、噂に過ぎませんが存在します。
韓国文化の中で、男性は通過儀礼として包茎手術が根付いているようなのです。
またアフリカでも、包皮を切除しています。
これは海外の宗教が入ってくる以前から存在していたもので、一部の部族において成人儀礼として行われていたようです。
治療したい包茎
包茎とは、包皮の先端の皮膚の輪が狭いため、亀頭を簡単に露出させることができない状態や包皮を反転させることで亀頭を綺麗に露出できる状態をいいます。
特に包皮の出口がとても狭いために排尿に支障がある場合は子供でも手術が必要です。
亀頭と包皮の間にアカがたまるために感染を起こして陰茎の先端が赤く腫れあがって排尿時に痛むような場合も子供のときに手術が必要です。
包皮の出口の輪が狭い場合は、亀頭を露出したままの状態にしておくと、陰茎の先端がこの輪によって締めつけられ、血液の循環が悪くなってむくんでしまい、元に戻せなくなることがあるので、手術を受けた方が安心です。
包皮の出口が狭くはなく、ただ普通の状態で亀頭を包皮がかぶっているだけのものは、手術の必要はありませんが、成人では性生活のために手術する場合があります。
今では、手軽な手術で包茎を治すことができるように技術が進歩していますから、心配があるようでしたら、手術した方がいいと思われます。